学生時代に心躍った「夏休み」。
もしかしたらもしかして、保育士さんでも「夏休み」があるんじゃないの?と疑問に思いませんか?
学生のように長期休暇がないにしても、いつもより少しだけ長い休みがあれば嬉しいですよね。
そこで、今回は保育士さんの夏休みの実態についてご紹介します。
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保育士の夏休みはある?
結論から言うと、学生時代に経験したような夏休みはありません。
残念ですが、保育園を利用している家庭は共働きであることが多く、夏休みだからと言って企業が休みにならないように保育園にも夏休みはありません。
しかし、一般企業がお休みになりがちな「お盆休み」になるとちょっとだけ話が違うんですね。
お盆休みはどのくらいあるの?
完全に休みになる園休日は年末年始ぐらいで、後は日曜祝日を除き、毎日開園しています。
保育園の目的は
ですので、当然と言えば当然です。
なので全職員が出勤するという保育園は少なく「家庭保育協力日」が存在します。
これはなるべく、家庭での保育をお願いすると言う意味で、この際保育士の勤務もローテーションで休みが貰えるという仕組みです。
利用児童の人数によっては休みが取りにくい場合もありますし、利用児童が全くいなければ全職員が休みになるということもあり得るんですね。
お盆期間に有給休暇はとりやすい?
あなたが休みが欲しいな、と思う瞬間は他の保育士さんも休みが欲しいな、と思う瞬間です。
このため、お盆期間とあわせて有給休暇を取るというのは、禁止されてはいませんが、実行する人はほとんどいません。
なぜなら、お盆期間と言えどもやはり保育園は通常保育であるからです。
お盆期間だからまとめて有給休暇を取れる!!というのは、ちょっと考えが甘いですね。
確かに、利用児童が少なく、カレンダーの並びによっては長期休暇も夢でない場合もあります。
しかしそれは、自分から有給休暇をとって実現するというパターンではありません。
無理矢理、自分の有給休暇をそこで使ったとします。
するとどうなるでしょうか?
他の休みが取りたくても取れなかった人からすると、羨ましいと感じてしまいますよね。
また、他にも、7月8月というと研修会が多く入ってくる時期です。
サマースクールや出張など、運動会に向けて参加しておきたいものがたくさんありますよね。
学生は夏休みですが、保育士には夏休みというより、行事前の準備期間としてとらえておく方がいいでしょう。
もしかして!!幼稚園の先生は夏休みがある?
幼稚園(一部を除く)には、夏休みがあります。
これは幼稚園の管轄が文部科学省なので、小学校などと同じスケジュールになるからです。
なので、終業式を行い9月に始業式を行うまで子どもを預からないことが多いです。
しかし最近では、研修会や出張、更には夏季保育を実施している幼稚園もあり幼稚園教諭でも夏休みはありません。
毎日のように幼稚園に出勤して、雑務をこなしたり2学期の準備をしている人がほとんどです。
もちろん、お盆期間は休みがありますが、1カ月以上も長期休暇が・・・はありません。
結論!保育士さんに夏休みは存在しない
保育士というのは、有給が消化しきれない事が多いという悲しい職業です。
これはあなたの働いている保育園が特別そうだ、ということではありません。
保育に欠ける家庭に代わり保育するという目的ですので、仕方のないところでもあります。
なので、他のOLさんたちに比べればお盆期間だからと言って一緒に有給休暇を取って海外旅行へ!というのは難しいでしょう。
しかし、家庭を持っている保育士さんとなると有給休暇を使えることもあります。
もちろんそれは長期休暇にはなりませんが、何かと忙しい夏休みに子どもの行事に合わせて有給を使う、ということです。
これは誰にだってある当然の資格です。
もし、今あなたの働いている保育園がそれでも有給休暇を取らしてくれない、と言うのであれば、もっと職場環境の整った保育園に転職するというのも考えておきましょう。
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是非登録して、あなたの保育士生活を充実したものに変えてくださいね。