学校を卒業すると、保育士資格と一緒に取得できやすいものがあります。
それは幼稚園教諭の免許です。
同じような職務内容で、ちょっと雰囲気の違う幼稚園勤務って転職するにはなかなか魅力的ですよね。
では、幼稚園勤務って実際のところ、どうなっているんでしょうか?
今回は、幼稚園教諭の実態についてご紹介したいと思います。
本当のところ、一体どっちが大変なんでしょう?
ぜひ一読されて、じっくり考えてみるのもいいかもしれません。
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幼稚園教諭と保育士はどっちが大変?ズバリ比較!
保育園は、月曜日から土曜日まで開いています。
幼稚園は月曜日から金曜日までで、時間も14時降園が多く、残業も少ないイメージですよね。
休日も、週休2日制でプライベートも充実しているように感じます。
しかし、保育園になると、子どもを遅くまで預かり土曜日も、下手すれば休日出勤もあります。
行事前になると、目が回るほどの忙しさです。
思わず、「隣の芝生は青い」ではないですが、幼稚園に就職すれば良かった・・・なんて考えてしまいますよね。
もちろん、幼稚園教諭にも資格さえ持っていれば、転職できます。
保育園勤務に疲れてしまったけど、子どもと関わる仕事に就きたい、と思っているのなら幼稚園も選択肢の一つとして考えられます。
幼稚園教諭と保育士の勤務時間を比較
最近の幼稚園は、定員割れしている所が多く、園児を集めようと多様化しています。
少し前の幼稚園とは全く違うイメージかもしれませんね。
預かり保育を実施したり、学童保育を実施したり・・・と子どもを預かる時間が長くなっている幼稚園も少なくありません。
私立の幼稚園になると、延長保育や早朝保育、そして園バスでお迎えというものもあります。
勤務時間が7時から始まるということも珍しくありません。
また、長期休暇なども幼稚園にはありますが、それはあくまで園児だけの話で、幼稚園教諭は毎日出勤し勤務します。
そこでは、次の学期の準備であったり、出張に行ったり公立幼稚園になると、市の職員としての勤務が科せられたりします。
例えば、2018年7月に発生した西日本豪雨災害では、被災地に市の職員として赴き、託児所などで被災地の子どもたちと過ごすということもあります。
幼稚園での園児がいないだけで、勤務時間は保育士と変わらないようです。
幼稚園教諭と保育士の休暇期間を比較
それに加えて、幼稚園教諭の勤務というのには、研修会なども入ってきます。
これは、保育園とは違い、土日に研修会を開かれることが多いですので、休日返上で出勤というのも多いんですね。
休日が週に一日しかないという週もとても多くあります。
そして長期休暇の夏休みや冬休みに関しても、幼稚園教諭は出勤していることがあります。
最近では、幼稚園にも自閉症傾向にある子どもが多く通う姿が見られますので、こうした勉強会もこの長期休暇を利用して行われているんです。
目的の違い
保育園と幼稚園で一番違うのはその目的です。
保育園は「保育に欠ける保護者に代わり日常生活を支援していく」ということが目的になります。
しかし幼稚園では「知識や運動などを活かし情操教育を行っていく」ということが目的です。
このため、毎日の設定保育などでも幼稚園と保育園では大きく違ってくるのです。
どちらがどれだけ大変なのかは比べようもありませんが、幼稚園は「教育」ということに重きを置いているんですね。
それは、管轄の部署が保育園は「厚生労働省」、幼稚園は「文部科学省」ということも大きく関係しているのかもしれません。
幼稚園教諭と保育士の保護者対応を比較
幼稚園も、保育園も、利用する子どもの後ろには必ず保護者がいます。
保護者との付き合い方も、保育士や幼稚園教諭には大切な勤務の一環ですよね。
保護者からのクレームなどでも分かるように、きちんとしておかないと大問題になることもあります。
この点で比較すると、どちらも保護者対応は大切です。
また、幼稚園にいる保護者だから大丈夫とか、保育園にいる保護者だから細かく言わない、などといった理論はほとんど通用しません。
なぜなら、幼稚園を利用する保護者にも、共働き世帯が増えてきているからです。
預かり保育などの実施で幼稚園にも共働き世帯が預けやすく改善されています。
しかし、施設の形態を見てみると、保育園は共働き世帯中心なので保護者が参加する行事はほとんどありません。
極端に言えば、運動会とお遊戯会ぐらいで、しかも保護者はお客さん状態で見るだけ、という保育園も珍しくありません。
一方、幼稚園になると保護者が参加する行事がまだまだ多く、幼稚園教諭は保護者とのコミュニケーションをとる機会が多くなります。
保護者との関係をこじらせると、なかなか修復しにくいのは幼稚園の方かもしれませんね。
さらに近年は幼稚園にこのような大変さも
少し前なら、自立した子どもだけが入園してきました。
トイレトレーニングができてない子は幼稚園に入園できない、なんていうのも常識のように知られていたことです。
しかし、近年の幼稚園不人気をみてみると、そんなこと言ってられないのが現状です。
- トイレがまだ上手にできない子。
- ハサミが使えない子。
- 字が読めない子。
こんな子どもたちはたくさんいます。
その子たちを、短いところなら2年という期間で、育てあげなくてはいけないんです。
保育園なら期間の余裕を持って取り組める生活習慣の練習も、時間が限られています。
保育園の倍速で取り組むイメージですね。
昼から子どもたちがいないんだから、関わる時間も減ります。
幼稚園を転職候補に入れるなら・・・
保育園の激務に疲れたからと言って、幼稚園の勤務に転職する、というのは少し立ち止まって考えないといけないのかもしれません。
需要の高い保育園より、幼稚園勤務の方が辛いこと、大変なこともあるものです。
例えばこれまでにあげた
- 勤務時間の延長
- 休日出勤の増加
- 子どもへの関わり方
そう言ったところをしっかり理解した上で、幼稚園に転職する!という覚悟を決めましょう。
見逃せない第三の選択肢「認定こども園」
また最近は、認定こども園という施設も増えました。
幼稚園教諭免許と、保育士資格両方がないと働けない、ということはありません。
しかし、両方の資格を持っていることを活かせるチャンスにもなります。
幼稚園教諭の免許も持っているのなら、幼稚園に転職、ではなく、認定こども園に転職を積極的に考えた方が将来的にいいのかもしれませんね。
幼稚園・認定こども園の求人を探すには?
もちろん、ハローワークに行っても求人はあります。
しかしそれより、もっといい求人情報の集め方はないんでしょうか?
実はあります。
それは保育士専門の転職サイトを利用することです。
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なかなか分かりづらい、現場の雰囲気なんかも紹介してくれたり、人間関係に悩まないように配慮してくれたりもします。
転職で次こそ、失敗したくない!という人は、「保育バンク」や「保育aid」のどちらにも登録されるのをおすすめします。
業界最大規模の求人数!年収UP率の高さも評判の「保育士バンク」
業界最大規模という看板を掲げているだけあって、求人数がけた違いです。
更に、登録すると見られる【非公開求人】もあり、その中には「保育バンク」だけに載せている限定求人があるのも魅力の1つですね。
※学生(新卒)の方は対象外となります
登録方法 | サイト登録のみ |
求人数 | 非公開(業界最大級) |
職種 | 保育士・幼稚園教諭 |
施設 | 保育園・幼稚園など多数 |
雇用形態 | 正社員・非常勤・パート |
対応地域 | 全国 |
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