保育士の処遇改善はもう何年も何年も叫ばれています。
しかし、政府はなかなか皆が納得できる解決策を提示してはくれません。
そんな中、ついに保育士さんもストライキを起こす!という事態にまでなっているんです。
今回は一体何がどうなってストライキにまでなってしまったのか、ご紹介しましょう。
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保育士がストライキ?
何と全国の保育士さんに向けてストライキを実行しよう!という呼びかけがあったようです。
詳しい内容はこちらのページから。
でも、保育士の処遇改善は確か実施されたはず!ということで、更に詳しい保育士の処遇改善費についてはこちらからどうぞ。
まあ、この処遇改善費でも全保育士に対して月給の2%しか上乗せされないので、保育士が溜飲を下げるはずもありませんよね。
これだけ動いてたったの2%というのは何とも難しいものです。
そこで、保育士全員でストライキを起こそう!としたようです。
全国の保育士が遂に立ちあがる時!
このまま行動しないでいてはいつまで経っても保育士の労働環境は改善されない!と考えた保育士さんたちは、遂に2016年3月16日にストライキを実行したんです。
その様子はこちら。
#福祉保育労全国いっせい行動#保育士ストライキ#福祉職場ストライキ
cbcイッポウが、東海地本の行動を報道❣️ pic.twitter.com/BQZQX9kHjT— 福祉保育労 東海地本 (@fukuhotk) March 16, 2017
とても勇気のある行動ですよね。
これで一体いくら変わるんだ?と疑問視する人もいるかもしれません。
でも、するのとしないのとでは全く違いますからね。
2017年度から処遇改善手当が支給されますが、そんなものでは保育士の労働賃金は一般職と同じにはなれませんよね。
保育士のストライキを一般の人たちはどう感じた?
ついに声をあげた保育士!
しかしこの報道を見た一般の人たちはどう感じたのでしょうか?
『保育士さんがストライキとかされたら社会全体への影響が半端ない』
『ストライキは迷惑とか思う権利はない。今までストしなかった方が不思議』
『保育士の給料あげろとかなると、保育料をあげられそうで怖い』
確かに、保育園を利用している側としては保育士さんがストライキで今日は閉園ですと言われると切実な問題ですよね。
それぐらい保育士というのは重要な位置にある職業だということです。
保育士のお給料を上げるにはどうしたらいいのか考えてみる
では、この保育士のお給料を上げるには一体どうしたらいいのでしょうか?
ちょっと個人的な意見を書いてみたいと思います。
方法①保育料をあげる
2017年現在、保育料は利用児童の年齢と、その家庭の前年度の源泉徴収額で決定しています。
しかし、裕福なお家でも保育料の上限は決まっていて、1カ月に7万円程度が最高額です。
子ども1人の最高額が7万円では保育士さんのお給料をあげる余裕はどこにもありません。
しかも、源泉徴収によって変わってきますから、全く保育料を払わない世帯もあります。
しかし、日本では古くから保育園や幼稚園ではそこまでお金がかからないというイメージがあり、保育料をあげるとなうと今度は保護者からのストライキが起こりかねません。
方法②受け持つ人数の見直し
保育園には保育士と受け持つ子どもの人数制限があります。
それは保育士1人に対して
- 0歳児3人
- 1~2歳児6人
- 3歳児20人
- 4~5歳児30人
というものです。
0歳児は手もかかりますし、お世話も大変ですよね。
そこで1~2歳児の6人という数字を緩和してはどうか?というものです。
しかし保育士さんなら分かるかと思いますが、1~2歳児の6人というのは6人だけを見ている瞬間はありませんよね。
12人のクラスなら2人担任で、2人で12人を見るといった感覚です。
この人数を増やせばいいじゃないか?と単純に思ってしまう人もいるかと思いますが、現場の保育士さんからすると「やめてくれ!!」と叫びたくなるような方法ですね。
方法③保育園への助成金の見直し
保育園には色々な施設形態があります。
- 公立
- 認可保育園
- 認可外保育園
などですね。
この形態の違いによって国や自治体からの助成金が大幅に違ってくるのです。
では、この助成金を貰っている保育施設が保育士にたくさんお給料を払えているのか?というとそうではありません。
公立保育園は少し除外しますが、認可保育園になるとなると様々な条件が必要になります。
それは保育士以外にも
- 看護師
- 栄養士
- 調理士
といった人材が必要になるのです。
この人たちへのお給料ももちろん保育園が支払わなくてはいけません。
確かに重要な役割ですが、各園に配置が必要でしょうか?
最近では保育園が同じ地域に何個も何個もでき上がり、給食を提供するのなら小学校のように給食センターを利用してもいいのではないでしょうか?
認可保育園の認定基準などをもう一度見直すことで、保育園も自治体も予算を有効に使えるようになると思いませんか?
方法④保育料の徹底的な回収
保育士をしていると保育料を滞納している家庭に出会うこともあるでしょう。
確かに、家庭によっては保育料が高くてその時だけ払えない!という場合もあります。
しかし何年も保育料を滞納している家庭は何度催促状が来ても踏み倒していることが多くありませんか?
私の経験で言えば、督促状がきているにも関わらず新車を購入した家庭もありました。
保育料を収めるのは、多くの保育園の場合「地方自治体」になっています。
もちろん個人経営であれば、事業主に直接払う場合もありますが。
保育料を回収するのは誰でしょうか?
それは保育園の職務ではありません。
地方自治体の職員さんたちが徹底的に保育料を回収してくれることで、予算不足も回収できると思いませんか?
どうやっても国からの補助が必要不可欠
保育園はブラック企業です。
これはもう周知の事実です。
そんなブラック企業で黙々と働き続けている保育士さんが遂にストライキにまで発展したんです。
今すぐにでも対策を取ってもらわないと、保育業界にとって良くないことが起こるでしょう。
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