少し前までは「女性の職場」だった保育園も、次第に男性保育士が増えてきています。
しかしそうは言ってもまだまだ女性主体の職場。
そんな職場で男性保育士って大変なんでしょうか?
待遇や労働環境など、男性保育士にしかない大変さについて実態調査をしてきました。
Contents
男性保育士の大変なこと
女性の職場に男性保育士がいると、ギスギスした人間関係が改善される、といった報告もあります。
そのため、男性保育士を積極的に採用する保育園も少なくありません。
就職するにはそこまで難しい職業ではないようです。
その1.年齢的な問題がある
保育士の資格を取得するには、年齢制限はありません。
なのでいつでも保育士になりたい!と思ったら目指すことができる職業でもあるのです。
しかし、男性保育士はほとんどが20代の人が多く、年齢とともに数が少なくなっていきます。
その他、男性保育士に人気な公立保育園に勤務するために合格しなくてはいけない公務員採用試験には年齢制限があります。
大体30歳以下でないと受けることができないのです。
なので、男性保育士を目指すには早い段階から、ということになっているんですね。
その2.他の職に比べて低賃金
先ほどの男性保育士は20代の男性が多いというのにはもう1つの大きな理由があります。
それは「他の職に比べて低賃金」ということです。
保育士の平均月給は22万円となっています。
公立保育園は別ですが、私立保育園になると昇給はほとんどありませんので、30代になっても40代になってもこの月給です。
年収は大体340万円となり、こうなると他の職業についている同世代の男性から見てみると低賃金ですよね。
業務内容は結構過酷な状況です。
それなのに、この低賃金というのは魅力を感じない男性もたくさんいるようです。
その3.女性の職場だから孤独
やはり、何といっても保育園というのは女性の職場です。
母性を求められる場面もたくさんあります。
そんな中で男性保育士は孤独と戦わなくてはいけないこともあります。
保育園の中で男性保育士が1人、というのは珍しいことではありません。
新人の時は、この孤独が結構身にしみる人もいます。
なぜなら1人ということは相談できる相手がいない、ということなのです。
仕事のノウハウを教わるのは先輩女性保育士になります。
先輩も女性なので、男性保育士としてのアドバイスはできないのです。
なので、何か不測の事態に巻き込まれたときは自分で解決していかなくてはいけません。
仕事帰りに同僚とご飯、というのもなかなか難しいですね。
ここに加えて男性保育士というのは珍しい存在でもありますので、他のクラスの保護者でも興味を持っている人が多いのです。
プライベートな時間も、見知らぬ人から挨拶されて、よくよく話を聞くと保護者だった、なんていうこともあります。
男性保育士はプライベートも緊張する、ということにもなりますね。
その4.着替えとトイレが大変
これは男性保育士特有の問題になります。
女性の職場で子どもたちのための施設ですから、成人男性への配慮はほとんどされていない保育園がほとんどです。
なので、更衣室はあっても男性と女性に分けている所はありません。
これはトイレも同じです。
保育園の中に大人用トイレはありますが、男子便所というものはない場合が多いです。
これは、もう現場の保育士さんと何とかコミュニケーションをとるしかありません。
トイレのドアを開けたら女性がいる!なんて状況はどちらにとっても驚きです。
その5.男性保育士特有のクレーム
保育時間中もまだまだ大変さは潜んでいます。
それは、紙パンツを交換することと、着替えです。
男性保育士がクラス担任を持つとします。
乳児なら一日に何度も紙パンツを交換します。
そこには、女の子もいるでしょう。
あなたに決してそんな趣味はない、といっても保護者からするとあまり気持ちのいいものではありません。
しかし、ここでも油断大敵です。
今度は身体測定やプールの時間などにクレームが来ることもあります。
着替えの時に男性保育士にいて欲しくない、と考える保護者もたくさんいます。
こういったクレームも、解決するには時間がかかるものです。
男性保育士ならではのやりがいもたくさん
ここまで結構大変な男性保育士の話をしてきました。
しかしもちろん、男性保育士にもやりがいはあります。
それは女性にはできない役割を果たすことができる、というところです。
女性の保育士はどれだけ頑張っても男性保育士のようにダイナミックに関わることができません。
外遊びの時に、身体を動かして遊ぶ、ドッチボールをする、なんていうことは、男性保育士と一緒にする方が魅力的です。
また、行事の時など、力仕事が必要な職場でもあります。
運動会の入場門設置、お遊戯会での荷物の運搬など、こういったところで、男性の力があると他の保育士さんからは本当に感謝されます。
モテる法則と合致してるかもしれませんね。
男性保育士を目指すのなら、公立保育園がおすすめ
ここまで男性保育士のことについて詳しくご紹介してきました。
「子どもが好き」で天職だと考えている人もいるでしょう。
そう言った方にぜひお勧めしたいのは、男性保育士になるのなら公立保育園を目指す、ということです。
なぜかというと、公立保育園には昇給があります。
勤続年数が増えれば増えただけ、年収も上がってくるのです。
本当に保育の仕事が好きなら、こうやって経験を積み、それから園長候補として育っていく、という手もあるのです。
私立保育園では自分の生活が成り立たないことも、公立保育園なら成り立つ可能性もあります。
他にも、幼児の体育指導ができる資格などを取得しておくと、私立保育園勤務でも、それにプラスして講師代を頂ける、ということもあります。
幼児体育などの特殊なスキルを持っておくことで、強みになること間違いなしですね。
保育士の年収の違いについてはこちらでご紹介しています。
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