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保育士の平均年収はいくら?公立と私立のお給料の違いも比較!

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保育士の労働環境の改善はまだまだ厳しいものがあります。
実際、自分はこのくらいの年収だけど、他の保育園だとどのくらいなんだろう?

なんて考えたこと、ありますよね?
他の人にはちょっと聞けない保育士平均年収をご紹介しましょう。
公立と私立の保育園ではお給料に違いがあるって本当なんでしょうか?

その辺りも詳しくご紹介したいと思います。

保育士の平均年収って一体いくら?

いちか
実際、保育士さんとして働いている人の平均年収は平成26年度の厚生労働省の調査によると、316万円となっています。

全体での統計で、平均月収は21万円
年間ボーナス平均は57万円なんですね。

平均月収21万円というのは、なかなか厳しいレベルですよね。
しかし、その分ボーナスは高水準で、女性が多い職業の中でボーナス平均は全体の4位となっています。

保育士というのは、世の中の景気に左右されにくいこともあり安定しているというのもあります。

公立と私立ではどれだけ違うの?

平均年収は分かりましたが、平均ということはこれより低い人もいれば高い人もいるということになります。
そこで、公立保育園の平均年収をみてみましょう。

平成26年度の同じデータによりますと、平均年収は537万円。
平均月収は33万円。
年間ボーナス平均は140万となっています。

ここまで違うとは!とちょっとした衝撃を受けた人もいるんではないでしょうか?
平均月収が違うので、年間ボーナスにも開きがみられます。

いちか
ここまで違うと、年収も差がついてしまいますよね。

給料格差の原因は何?

公立保育園と全体の平均では月収にして12万円の差が出ているんですね。
これはどうしてこんなことになるのかというと、公立には昇給制度があるということなんです。

初任給は公立でも私立でも大差ないんですが、公立保育園に勤めると、勤続年数に応じて昇給していくという仕組みがあります。
勤続年数が上がれば上がるほど、昇給し、40代にもなると私立保育園の40代保育士と比べると2倍近い月収を貰っている場合もあります。

公立保育園に勤務しようとなると、公務員試験を受けなくてはいけません。
ここには、年齢制限もありますし倍率も高く狭き門になっています。

そのため、公立保育園に在籍している保育士は離職率が低いんですね。
同じデータで、勤務している平均年齢も全体の平均年齢が34.8歳なのに対して、公立保育園は44歳となっています。

よしこ
やはり年収が上がれば、どの保育士も辞めようという気持ちが少なくなるのね。

私立保育園でも賞与はそれぞれ

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続いて、ボーナスについてですが、全体の平均賞与は月給2.6か月分となっています。
公立保育園は月給4.2カ月分となり、倍近くです。

しかし、ボーナスについては完全にその保育園の経営状況によります。
たくさん在園児がいて、経営がうまくいっている所はもしかしたら月給4カ月分が出るところもあります。

これは求人情報に載っている所もあります。
賞与が多い保育園はそこを魅力の一つとして載せていることも多いでしょう。

賞与が2ヶ月分より4カ月分でる保育園の方が、年収だって多くなります。
月給が多いから安心していても、他の保育園の方が年収が多いということも、もしかしたらあるかもしれないのです。

公立保育園に勤めるのは本当にお得?

これだけ年収に開きがあるのなら、公立保育園に勤めるのがお得に決まってる!と思われたかもしれません。
しかし今、私立保育園を辞職して公立保育園に転職するのは本当にお得なんでしょうか?

公立保育園というのは、ずっと人気の就職先で、とても狭き門です。
更に、転職、となると新卒の中に混ざって就職試験を勝ち抜かねばなりません。

もし採用されても、公立保育園の給与は初任給から始まりますので、すぐに年収UPとはならないのです
更に気になる情報もあります。

いちか
それについてもっと詳しく見ていきましょう!

旧態依然が公立保育園の常?

お給料の面で見てみると、確かに公立保育園は私立保育園よりも待遇が良いかもしれません。
しかしそれによって産まれてくるのは何かというと、勤務している保育士さんの平均年齢が上がるということです。

私立保育園に比べて公立保育園は離職率が低く退職まで勤めあげる人も少なくありません。
そうなってくると、どうなるのか?というと、どうしても年功序列型になってしまうのです。

最近では珍しくもない能力型の昇給制度は公立保育園には当てはまりません。
なぜなら完全に勤続年数でお給料が決まるからです。

こうなると、「あの先生は子どもと一緒に走ったりしない(できない)のに私より良いお給料を貰っている。」といった不満が産まれます。
また、近年では公立保育園への新規採用を控えている自治体もあり、ポッカリとある年代だけ正規職員がいないということもあります。

実際、今現在、50代の正規職員である保育士さんは少なくなっています。
この事から公立保育園では革新的な保育はそこまで期待できず、保守的な保育をするようになっているのです。

将来的にはなくなってしまうことも・・

実は数年前から公立保育園は民営化にシフトしています。
あなたの周りの公立保育園も民営化され、民間の経営に変わったりしたことはありませんでしたか?

地方自治体の裁量に任されてはいますが、公立保育園はその数が減少しています。
それは利用する園児の減少や、高すぎる人件費が原因とも言われています。

なので、転職するのは、もともと狭き門であったにも関わらず、非常に狭き門になっているのです。

もし、転職できたとしてもなくなってしまうとも限りません。
そうなると、公立の保育園で働いていた保育士さんは私立保育園に転職するか、公務員として全く別の職種で働くか・・・になるのです。

公務員は安定している、と言われてきましたが、これからは不安要素が出てくるかもしれませんね。

年収UPを目指す一番確実な方法

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待機児童解消
のため保育施設を株式会社などが参入してきています。
そのため、保育業過にも年功序列を廃止し、能力評価型に変わりつつあります。

保育士の転職の目的は、人間関係や労働環境の改善だけではなく、キャリアアップのためにするという人もいるのです。
たくさんの保育園を勤務してスキルや経験を培っていきたいという転職が増えています。

そうすることで、最終的には私立の保育園でも園長候補としての求人に応募することができるのです。
本人の意欲やスキルアップなどが評価されれば、月給35万円という同世代の公務員並みの給料を頂けるのも夢ではありません。

月給が高いから、と将来が不安な公立保育園に転職するよりも、私立保育園でスキルアップを目指しての転職という方が、確実に年収をUPしていける方法かもしれませんね。

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