保育士試験の実技試験は合格率が高いと言われています。
しかし、『高い』だけで『皆受かる』というわけではありません。
保育士試験では実際、不合格者も残念ながらいるのです。
ではでは、保育士試験の実技での合格率は一体いくらぐらいなのでしょうか?
また不合格になる理由についても体験談を踏まえながら、じっくりと考えていきましょう。
Contents
保育士試験の実技での合格率
保育士試験の実技の合格率は平成27年度は89.1%の合格率になっています。
難しいと言われている保育士試験ですが、不合格になるのはほとんどが筆記試験の場合で、ここでほとんどの人が不合格になってしまうのです。
なので、筆記試験を見事合格すればあとは合格率の高い実技試験が残っているだけですので、少しだけ気が楽ですね。
ですが、ここが実技試験の落とし穴です。
確かに合格率は高いのですが、その分「油断」してしまう人が多いのです。
このため、実技試験で10人に1人(全国平均ですが)は不合格になってしまうのです。
保育士試験の実技は何をするの?
保育士の実技となると一体どんな試験をするのでしょうか?
合格を確実にするためにまずは内容を確認しておきましょう。
保育士試験の実技は
- 音楽表現・・・課題2曲の弾き歌い
- 造形表現・・・保育の一場面を絵画で表現
- 言語表現・・・3歳児クラスの子どもに3分間集中して聴けるようなお話をする
といった3つの分野の中から2つ選んで試験を受けます。
合格のラインは選んだ2つの分野で6割以上得点をとれば合格です。
貴重!!保育士試験の不合格者の体験談
残念ながら、保育士試験を不合格になってしまった人の貴重な体験談をご紹介します。
この体験談をご覧になって保育士試験の受験の心得にして下さい。
体験談①「自分だけでの練習は危険」
私は、保育士試験の実技で『音楽』と『言語』を選択しました。
『音楽』はバッチリクリアしたんですが、『言語』で大きなミスを犯したんです。
そして今までも何度も何度も練習したとおりに行けば大丈夫!と自信を持って『言語』の試験に臨みました。
試験会場ではスタッフの方が私の試験内容を録画してくれていました。
終わった後、その動画を見せてもらったのですが、そこに映っている自分を見て愕然としてしまいました。
姿勢は悪いし、顔は無表情。
声は棒読みで、子どもにお話を聴かせるとは全く思えなかったんです。
何度も何度も練習したものだったんですが、誰かに見てもらう練習を全くしていなかった。
それが私の不合格の原因だと思っています。
保育士試験の実技では、自分の『恥ずかしい』と思う部分を思いっきり剥がさなくてはいけないのです。
例え試験官が相手でも動作は大げさに、オーバーリアクションで行かなくてはいけません。
体験談②「ミスしなくても」
保育士試験なので、スーツできちんと参加しました。
ガッチガチに緊張して、何がどうなっていたのか分からないぐらいです。
しかし、実技試験では練習通りに『造形』と『言語』をやり遂げることができました。
結果は、4点足らずに不合格!!
理由の所を見てみると、表情が乏しい、と書かれてありました。
保育士試験の実技で不合格になってしまう人の中で一番多いパターンかもしれません。
試験としてはパーフェクトでも、子ども相手となると不合格になってしまうんですね。
やはり、保育士という仕事は「子ども」相手の仕事です。
このため、実技の内容ももちろん審査されていますが、それ以上に
- 表情の柔らかさ
- 口調の穏やかさ
- 楽しい雰囲気を作れているか
といったところを重視されているのです。
実技内容はパーフェクトにしておいて、あとはできるだけニコニコ笑顔で臨みましょう。
体験談③「三つ子の魂100まで」
『音楽』の実技でのこと。
前の人の試験内容が廊下に聞こえてきました。
私の順番を待っていると違和感を覚えます。
それは、私が思っている歌のリズムと、他の人の歌のリズムが違うのです。
その時の課題曲は私が子どものころから良く知っている童謡でした。
そのため、楽譜はほとんど見ずに、覚えていたままを練習してきたんです。
楽譜を見ると正しい歌とリズムがあります。
昔間違えて覚えてしまったものがそのままになって出てしまい、すごく焦ってしまいました。
子どもの頃の覚え間違いというのは結構あるものです。
楽譜をしっかりと読んでいれば防げるミスです。
保育士試験は保育士としての資質を見られている
保育士試験の実技は技術を見るということです。
それは正しく歌を歌ったり、お話をしたりということももちろん大切です。
しかしそれ以上に、『子どもに対しての実技』だということを想定しておかなくてはいけません。
もちろん、試験会場には子どもたちはいません。
それでも試験官をできるだけ「子どもなんだ!!」と思いこむようにして、子どもに向けた話し方、歌い方、態度を務めるようにしていきましょう。
保育士試験の将来
保育士不足が叫ばれている昨今、保育士試験の合格率は更に高いものになっていくことでしょう。
実際、今回ご紹介した平成27年度の89.1%というのは10年前に比べると10%以上も高くなっています。
更に、保育士の数を増やすために、平成28年度から保育士試験は年に2回になりました。
一度不合格だったとしても、もう一度同じ年度にチャンスが回ってくるということです。
チャンスが増えるのは嬉しいですね。
実技試験に向けて、もう一度ポイントを押さえていくと共に、素晴らしい保育士になって行って下さいね。
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