保育士辞めたい?その前にセンパイに聞いてみて

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保育士新キャリアアップ制度のお金の事情!補助金・助成金は給料になって届いてますか?

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2017年度から、「保育士処遇改善案」が施行されたのを御存知ですか?
処遇改善案につきましてはこちらの記事で詳しくご紹介しております。
あわせてご覧ください。

この処遇改善案が本当に本当なら、あなたのお給料もベースアップしているはず!ですよね。
でもなんだか、何も変わってないような感じがしませんか?

これってもしかして自分だけ?
それとも他の保育士さんも一緒?!

こんなこと、同僚に聞けませんよね。
そこで、他の保育士さんのキャリアアップに関するお金について本音を聞いてみましょう。

その保育園はブラックですか?セルフチェックしてみましょう

まずは、あなたの働いている保育園がブラック保育園かどうかのチェックをしてみましょう。

1.平成25年度から継続して勤務していたのに平成26年度に「特別なボーナス」や「特別な昇給金」を貰ったことがない
2.平成26年度から継続して勤務しているのに「処遇改善の同意」に関する書類に自筆の署名をしたことがない
3.平成25年度と平成26年度の源泉徴収額を比べてみても10万円以上増えていない
4.平成26年度以降、「処遇改善」についての説明を施設長から受けていない
5.処遇改善の計画書に自筆の署名を代筆していいか聞かれた。もしくは勝手に代筆されていた
6.平成28年度の源泉徴収の「支払額」で就職2年目で280万円以下、就職5年目で300万円以下、就職10年目で350万円以下になっている

 

保育士の処遇改善を行っているとなると、施設の規模にもよりますが、毎年500~1000万円の補助金が貰えます。

この補助金をどうにかして保育士に還元しようとしないのがブラック保育園です。
こういった保育園では、一時的に規則が厳しくなると対策をとりますが、また同じことを繰り返します。

ブラック保育園には未来はありません。
今すぐ転職先を探しましょう。

補助金をどう使うかは決められていなかった?!

厚生労働省が施行した「保育士処遇改善案」や、自治体が独自に制定している補助金の制度ですが、実際保育士のベースアップに使われているのでしょうか?
何故こんな不思議な事態になったのかというと、補助金は一括で保育園側に支給され、そこから先は園長先生や施設長にゆだねられているからです。

これは「本当に保育士のキャリアアップのために使われているのだろうか?」と問題になっていました。
そこで、自治体によっては保育士にアンケートをとったりして、実態調査を行うところも少なくありません。

そして補助金などのお金に関する実態調査をし、保育士に還元していない保育施設に対しては補助金の返還や減額を検討している自治体も多いんですね。

よしこ
こうした補助金の制度はもう少し国にしっかりと制定して欲しわね。
いちか
そうですね。補助金を返還や減額になると、その被害を受けるのはやはり現場の保育士だからです。

現場の保育士はキャリアアップでのお金をきちんと受け取っている?

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ではでは、実際に現場の声を聞いてみましょう。

今年度の処遇改善費の6000円、上乗せされていません。「先生達、どうせ知らないだろう」と、園のポケットに、だと思います。
引用元『yahoo知恵袋』

 

園長から
「県から月々お金が降りてこないかもしれない。年度末(3月)にまとめて支払うようになるかも。」と言われました。
しかしうちの園はお金にだらしないところがあり、年度末にまとめてだと、満額貰えず、ある程度園に持ってかれるのではと心配になります・・・
引用元『yahoo知恵袋』

 

別の市、県で働く保育士の友だちは、今月から研修が始まって修了していないけど、29年4月(29年度)からすでに給与アップされているとも言っていました。
引用元『yahoo知恵袋』

いちか
やはり、自分の所に確実に入ってきていない人や、あやふやにされている人が多いようです。

よしこ
これでは本当に処遇改善とはなりませんよね。

しかし、一方でキャリアアップ研修制度にきちんと取り組み、保育士のベースアップを行っている保育施設ももちろんあります。
そこでは

月額2万円以上UPしていた

という人もいました。
でも、絶対的な数は少なく、キャリアアップ研修に行ったのも、保育園が保育士の処遇改善に取り組んでいるという姿勢を示すものになっているんじゃないのか、というのが大部分でした。

こうなると、いくらキャリアアップを望んでいても、ベースアップも何も意味のないことになってしまいますね。

どうして保育園ではこういった事が多く起こってしまうの?

厚生労働省が定めたこの「保育士処遇改善案」も何故こんな風に補助金が保育園の施設投資費などに使われてしまうのでしょうか?
そこには、保育園ならではの悩ましい体勢があります。

それは、「労働組合」の存在です。

公立の保育園を除き、認可保育園や保育施設では、「労働組合」があるというところは本当にまれです。
現在組合員が2人以上いれば作ることができますが、それでもわざわざ労働組合を作りメーデーにベースアップの交渉をしたり、今回のような「保育士処遇改善案」に対してしっかりと発言するということができないからです。

現場の保育士が労働組合を作り、園長先生や施設長に交渉すればいいのですが、これまでの保育園の体制などから労働組合を作るということは難しいのが現状です。

いちか
もし、労働組合を作ってしまったら、園長先生や他の先生からちょっと奇異な目で見られるという心配もあるからです。

よしこ
「気に入らなければ辞めてくれたらいい」という職場内の雰囲気も相乗効果になっているわ。

国や労働監督基準局などに訴えても、なかなか前進することはありません。

また「福祉保育労」という労働組合もありますが、利用している保育士さんの数が少なく絶対的なよりどころにはなれていません。

保育士さんは我慢強く真面目な人が多いから

保育園がこんなにもブラック企業として生存できているのには理由があります。
それは

  • 制作などの持ち帰り
  • サービス残業
  • 長時間勤務

こういった病気が蔓延しています。
しかも、珍しいことではなく多くの保育園で、保育士に対する負担が多くなっているんです。

これはどうしてかというと、保育園側が時間や給料以上の職務を保育士さんに課しているからにほかなりません。
しかし、どれだけ重労働を押しつけても、保育士さん側は保育園の経営が悪いから、とは思わず、ただただ『自分のやり方が悪いからかも。』と思っているのです。

また、ブラック保育園の特徴として、一般の社会では通用しないような意見や理論がまかり通ることもあります。
例えば、残業手当を要求しようものなら、

『残業手当を要求するなんて厚かましい!』

なんてことになってしまうのです。
これは保育業界に蔓延している根の深い病気です。

この膿をどうにかだして、ホワイト保育園に様々な助成金などが行けるようにしていく体勢の改善が必要になってきているんです。

折角受け取れるキャリアアップ制度!しっかり活用しなきゃ損!

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