保育士のお給料が低賃金なのは白日のもとにさらされました。
しかしそれでも、保育士の給料はまだまだ水準が上がらず、頭打ちの状態です。
そもそも、待機児童問題は大きいのですから社会からのニーズは強いはずです。
そうなれば、保育業界も潤沢になるのでは?と不思議に思うかもしれません。
しかしそこには、保育士の給料に関する財源が複雑に絡んでいるため、なかなか保育士の給料があがらないのです。
今回は、保育士のお給料が何故あがらないのか?
財源はどこなのか?ということについて詳しくご紹介します。
Contents
保育士の給料は一体どこから?
保育園には
- 公立保育園
- 私立保育園
- 私立認可外保育園
といった枠組みがあります。
それぞれに施設の規模も違えば、運営状態も違ってきます。
しかしそれでも、保育士の平均給与は公立保育園を除くと昇給はほとんどなく、21万4000円前後だという人が多いのではないでしょうか?
厚生労働省の平成29年度賃金構造基本統計調査によると、私立保育園に勤める保育士の平均月収は年齢を重ねても増えていかないことが証明されています。
保育士の給料は自治体からの補助金が主
公立保育園では、公務員と同じ扱いになるので今回は当てはまりません。
ちなみに、公立保育園と私立保育園の給料の違いにつきましてはこちらの記事でどうぞ。
私立保育園で認可保育園となると、自治体からの補助金と保護者からの保育料が運営資金としてあてられます。
認可外保育園では自治体からの補助金はありませんので、保育料だけで運営しています。
認可保育園に支払われる補助金の額というものその保育施設によってマチマチです。
その保育園の取り組んでいる保育、例えば
- 一時預かり保育
- 子育て支援サービス
- 休日保育
- 夜間保育
- 利用人数
- 利用している子どもの年齢
などによって金額が決定されます。
補助金が多く支払われればその保育園では給料が大幅にあがるのか?というとそうでもありません。
自治体から支払われる補助金というのは、税金です。
なので、保育士の給料が低くて離職率が高いから補助金を一気に増やそう!ということはなかなか容易にはできないのです。
保育士の給料の財源である保育料も厄介
では、無認可保育園では大きな財源になっている保育料。
この保育料を少し上げれば保育士の給料に充てるお金も増えるのではないか?と思ったかもしれません。
しかし保育料というのは、公定価格で決められています。
認可保育園などでは、子どもの年齢と保護者の前年度の源泉徴収額によって保育料が決定します。
この額はあまり変動がなく、いきなり保育料をあげることもできません。
これに加えて、安倍首相が打ち出した「2兆円パッケージ」では保育料の無償化も盛り込んでいるのですから、保育士の給料の底上げを保育料に期待することはできそうもありません。
2兆円パッケージがもたらす保育士への影響につきましてはこちらの記事でご紹介しております。
併せてご覧ください。
保育士の給料が上がる日はくるのか?
実際に、潜在保育士の声を聞いてみると
「平均7万円月給が上がったら復職も十分考える」
という人が多いのです。
どんなに補助金の金額が増えても
最近では「保育士の処遇等改善案」などが施行されて、わずかではありますが、以前より月給は上がったという保育士さんがたくさんいます。
その一方、貰った補助金を保育士に還元しないという鬼のような園長や経営者がいることも確かです。
社会福祉法人「夢工房」の運営費流用ーー税制優遇(法人税、固定資産税免除等)や利権(福祉施設の委託運営)、それに伴う補助金など、性善説に基づいた法整備がなされているので、好き勝手やろうとするのが出てきたら、ザルだよなぁwそう思いません?コマさんww
— 富嶽 (@fugaku100kei) December 21, 2016
これは大きなニュースになったので、覚えてらっしゃる人も多いかと思います。
補助金の不正受給などで私的財産を1億円程度増やしていた、という驚くべきニュースです。
他にも、
https://twitter.com/cecehito/status/1042281494092296192
こういった運営者や施設長が珍しくないというのも、保育業界の闇ですね。
保育士の処遇改善が保育の質向上に繋がる
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これから、保育士の給料を上げるために補助金の金額が増えるかもしれません。
しかしそれはきちんと職員に還元されるでしょうか?
どれだけ監査が厳しくなろうとも、審査基準が厳しくなろうとも、運営者や施設長の人となりというのは変わりません。
手を変え品を変えでどうにかして自分の私腹を肥やそうとするのです。
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