保育士さんだって人間です。
自分の幸せや未来のために、結婚をするのは当然の権利です。
しかし、結婚するにも周りに迷惑をかけたくないなあ、と考える保育士さんが多いんですよね。
そこで、周りに一番迷惑をかけない結婚の時期というのは一体いつなのでしょうか?
Contents
保育士が結婚するのは一体いつが一番いいの?
保育士としての仕事ばかりを優先していると結婚を逃してしまいます。
保育士の結婚率についてはこちらの記事でご紹介しておりますので、あわせてご覧ください。
あなたと彼氏が結婚する!と決めたのですから、その決めたタイミングが結婚には一番最適な時期です。
しかし、結婚式を行う時期というのはまだまだこれからでも決められるものですよね。
この結婚式を行う時期はきちんと考えて決めないと、もしかすると周りにとても迷惑をかけることになるのです。
それはやめた方がいい!保育士の結婚の時期①「4月」
保育園に勤務していると、大体勤務のサイクルは年度で回りますよね。
担任を持つにしても4月から翌年の3月までというサイクルでしょう。
これは小学校も幼稚園も中学校も同じです。
そのため、4月に担任が決まってすぐに結婚、というのはどうでしょうか?
もし、あなたが結婚後も仕事を続けたいと思っているのなら、
- 新婚旅行
- 引っ越し
- 結婚式の準備
などこういったことで周りに迷惑をかけます。
同僚や上司はきっと結婚式に呼びますよね。
4月は年度の始めで皆忙しい時期です。
クラス作りに右往左往していることでしょう。
更に、結婚式の後、すぐではないにしても新婚旅行に行くために休みを貰うということもしなくてはいけません。
そこで4月に結婚式を行うと、この忙しい時期に、あなたのクラスを替わりにまとめなくてはいけない人も必要になるのです。
更に、もし寿退職をしようと思っているのなら、4月に寿退職というのも迷惑です。
人事を考えるにしても、あなたは担任を任せることはできませんし、年度が始まったばかりで退職、というのは他の先生たちをいらつかせることでしょう。
寿退職を考えている人は4~6月と言う時期は避けましょう。
それはやめた方がいい!保育士の結婚の時期②「行事の前」
保育園には大きな行事がいくつかあります。
それは
- 運動会
- お遊戯会
- 卒園式
などですね。
保育園によっては他にもとても大切にしている行事というのがあるでしょう。
そういった行事の前1カ月と言うのはあなたも経験していると思いますが、とにかく忙しいのです。
はっきり言って、他の人の結婚式に参列してお祝いしよう!という気持ちにはなれません。
仕事を続けるにしても、辞めるにしても、どちらも周りの人たちに迷惑をかけるでしょう。
また、あなたにとっても行事の準備と結婚式の準備とで目が回るほどの忙しさになり、もしかすると後悔することになるかもしれません。
やめた方がいい!保育士の結婚の時期③「年末」
新婚旅行にお正月休みを利用していこう!と年末に結婚式を予定する、ということも考えるかもしれません。
しかし年末と言うのは、何かと世間的にも忙しい時期です。
これは別に保育士だからという理由でもないのです。
参列する人たちが忙しい時期、というのは避けた方がいい時期です。
確かに、新婚旅行には行きやすいでしょう。
しかし年末は仕事も多く、その貴重な時間を結婚式に…というのは身内でない限り喜ばれません。
保育士の結婚のベストタイミングは?
これだけダメ!と埋まってしまうと結婚式なんかする時期ないじゃん!と思ってしまったことでしょう。
確かに、周りの事を考えていると、なかなか良いタイミングがないということもあります。
しかしそれでも、結婚するのに最高のタイミングで行った先輩保育士たちもいますので、少し参考にしてみてください。
参考例①「7月に挙式」
私は保育士として勤続7年目で結婚しました。
彼から結婚を申し込まれたのは1年以上前でしたが、結婚式は7月に決めました。
それは何故かというと、やはり保育園でこれからも勤務していきたいと思い、どの時期が一番私がいなくても迷惑をかけないのか、と考えた結果です。
7月なら運動会の準備もまだ本格的には始まっていません。
水遊びやプールなどありますが、それでも大きな行事はないのです。
また、7月というのは学校が夏休みにはいります。
そのため、中学校や高校、大学からボランティアや職場体験で人出が増える時期だからです。
そのお陰で、新婚旅行にもすぐにいけれましたし、参列した先生にもそこまで負担をかけなかったと思っています。
彼にはすぐに結婚式ができずにごめんね、と伝えましたが、そこも快く受け止めてくれたので安心しました。
7月が一番いいのかどうかは分かりませんが、後悔の少ない結婚式になったと思います。
通常業務でこなせることばかりです。
参考例②「11月に挙式」
勤務して10年で結婚式を行いました。
時期は11月です。
どうして11月かというと、私の保育園では運動会を10月の上旬に行い、その後、10月は地域の秋まつりなどに参加したりすることが多いからです。
その行事が一段落して、更に年末にあまり近くない時期、と考えた時に、11月だったんです。
新年を迎えて1月と言う案も出ましたが、これはお遊戯会に近すぎるので、却下しました。
とにかく行事前はどの先生も忙しいのです。
私の知っている保育士では、あまりにも行事前の挙式だったので、参列を何人にも断られた、という話も聞きました。
私にとって一生の思い出になる結婚式です。
どうせなら皆に祝福して欲しいと考えて11月です。
お陰で私自身の負担も少なく、皆も来てくれてよかったと思っています。
参考例③「3月に挙式」
勤務3年目の3月末に挙式をしました。
この年、私は年長のクラスの担任でした。
なので、毎月何か行事やイベントがあり、やはり年長のクラスは行事の中心になることばかりでした。
彼からは実は5月にプロポーズされていたのですが、年長のクラスの担任が落ち着くまでは結婚式できない、と伝えていました。
かなり不満そうでしたが、何とか理解してもらい、一番年度末の日曜日に挙式を行いました。
卒園式も終わり、小学校への書類の提出も終わった日曜日だったので、結婚式の準備と重なり、私はしんどかったです。
しかし、参列してくれた同僚や上司は少しゆっくりと参列してくれたんじゃないかと思います。
次の年は年長クラスの担任になることはないと思っていたので、5月のGWを利用して新婚旅行にも行けました。
参考例④「退職してから」
私は保育士を9年勤めて辞めました。
それは結婚が決まっていたからです。
在職中に結婚式を挙げるということも考えましたが、退職してからなら上司を招待する必要もないということに気付き、3月末に退職して、11月に結婚式を行いました。
退職してから、自分の結婚式のためだけに自分の時間を使うこともできます。
彼氏ともゆっくり話し合いながら結婚式を迎えることができました。
嫌いな上司も呼ばずに済みましたし、同僚の負担が少ない11月で本当に仲の良い人だけを招待できました。
もちろん復帰の予定はありません。
皆に迷惑をかけながら新婚旅行に行く、という心苦しさもありません。
私はこの方法でとても幸せな結婚式を挙げられたと思っています。
職場への結婚の報告は一体いつすれば良いの?
結婚することが決まったら、あとは職場に報告しなくてはいけません。
あなたが結婚後、退職するとしていても報告は必要です。
もちろん、例外はあります。
それは退職してから一年以上後に結婚する場合です。
この時は、上司に報告する必要はありません。
しかし、退職の理由を聞かれた時に、結婚するので・・・というのが一番円満に退職できるかもしれませんね。
では、結婚式が決まったら、どのタイミングで上司に報告するのが良いのか、少し見てみましょう。
結婚の報告をしてはダメなタイミング
結婚の日取りが決まればいつ報告しても構いません。
しかし
- 結婚式(入籍)のギリギリ前
- 行事前
- 上司たちが忙しそうにしている時
などのタイミングで報告は辞めましょう。
結婚式(入籍)のギリギリ前が何故ダメなのか、というと、名字などが変わるからです。
あなたの名字が変わるとなると、役所に提出している書類や給料明細などの名字も書き変えなくてはいけません。
いくら退職するとなっていても、退職してから1年間は今いる保育園で源泉徴収などを受け取ることにもなりますので注意が必要です。
そして行事前ももちろんNGです。
どうせ報告するのなら行事が終わってから1週間ぐらい経ってからが良いでしょう。
他にも、書類の監査が目前に控えていたり園長先生たちが忙しそうにしている時は報告は辞めておきましょう。
結婚の報告は誰からするの?
結婚の報告というのは、やはり園長先生や経営者に一番に伝えます。
少し恥ずかしいことかもしれませんが、誰よりも早く上司に伝えるのが良いでしょう。
もし、どう伝えたら良いのか分からない場合は主任保育士さんに相談するなどして伝え方を聞くのも良いですね。
しかし注意しなくてはいけないのは、園長先生たちの耳に、あなたの結婚が噂として最初に届いてしまうことです。
もし、主任保育士さんたちが信用できないのなら、アドバイスを貰ったらすぐにその足で園長先生の所に行くようにしましょう。
他にも、同期の保育士さんたちに伝えるのも良いですが、できれば信頼できる人だけにした方が良いですね。
特に、結婚を機に退職しようと思っているのなら、余計に注意が必要です。
結婚のその先は見えていますか?
結婚、というのは本当に素敵なことです。
しかし、保育士として働いていると、もしかすると大変な思いをするかもしれない一大行事なんです。
それは何故か?
全ては保育士不足と、保育園のブラック常習化が原因です。
結婚の次に考えるのは『妊娠』です。
授かりものなので誰にも何も口出しする権利はありませんが、結婚のその先が見えにくい保育園で勤めていると取り返しのつかない事態になることもあります。
これって本当?!結婚や妊娠に関するブラック保育園の実態
保育園は経営者の理念によって大きくその姿を変えていきます。
保育に真摯な保育園もあれば、そうでないところ。
働く保育士さんのことを大切に思っている所、そうでないところ。
また保育士さんを大切に思っていても経営状態で負担を受けてしまうところ。
これから少しだけ、保育士さんが直面した結婚のその先の未来をご紹介します。
体験談①「代わりはいない」
私が勤めていた保育園は結婚したら、妊娠に気をつけなさい。と園長先生から釘を刺されるほどの保育園でした。
なので、私たち夫婦も、結婚して、その年度を終えたら退職してから妊娠を考えていたんです。
園長先生からも
『妊娠したいのなら、担任を降りるか退職を・・・』
と言われていたので。
でも、担任を受け持って半年、やはり妊娠してしまったんです。
妊娠の初期というのは体調も情緒も不安定で、それでも園長先生に報告にいかないわけにはいかず、報告しました。
すると
『あれほど言ったのに。分かってると思うけど、うちの保育園は保育士さんが多いわけでもないからあなたの代わりはいないの。
今年度中は担任を全うしてもらいます。』
と言われました。
つわりを理由に休むこともできず、周りの先生からも『何で妊娠したの?』という目で見られ、サポートはほとんど受けられませんでした。
何とか頑張っていると、来年の契約更新の時期になりました。
園長先生がやってきて一言。
『もちろん、辞めるのよね。』
と言われ、当然退職も視野に入れていたのですが、それを聞いた時にこの職場では産休も育休も望めないんだ、と絶望したのを覚えています。
育休も産休もない保育園は珍しくなく、必然的に退職に追い込まれる保育士さんも多いのね。
体験談②「中絶を強要された」
大学を卒業してからすぐに就職した保育園は、とても独特でした。
園長先生からは
『妊娠と結婚の順番は絶対に守りなさい。』
というお達しがきました。
時代に逆行している理論ですが、他の先輩保育士さんたちも、皆この教えの中で働いていたので『そういものなのかな。』ぐらいに考えていました。
もちろんこの『順番を守りなさい』というのは保育園だからこその教えだったと思います。
子どもや家庭相手の仕事なので園長先生はとても大事に思っていたようです。
しかし、ある日、私は当時付き合っていた彼氏との間に子どもが授かりました。
妊娠をきっかけに結婚しよう、と2人で決めていたのでそのまま園長先生に報告に行きました。
すると園長先生は激怒し
『どう考えても結婚がまず先でしょう!!保護者にどう示しをつけるの?!』
と言いました。
でもすぐに結婚するつもりです、と告げても、
『それでも順番が反対なのには間違いないでしょう。
しかも、その後離婚なんてことになったらますますどうするの?!』
とまで言われました。
その後も怒りは収まらず、暗に中絶を薦められたんです。
こんなにも責められるとは思わず、すぐに彼氏に相談しました。
何度も話し合って、私は保育士という仕事を続けたいと思っていたので彼も「長く務める保育園ならここで揉めるのは良くない。」と言ってくれたんです。
何度も何度も真剣に話し合い、私たちは中絶を選択しました。
その事を園長先生に報告すると
『きちんと結婚してから妊娠しない子どもは不幸になるわ。どうせまた授かるんだから良いでしょ。』
と言われたんです。
この言葉に愕然とし、私はこの保育園ではもう無理だと思いました。
結局、中絶してしまったのが原因で彼氏とは喧嘩が増え、結婚の話も消えました。
毎年、今でも中絶してしまった赤ちゃんの供養には行きますが、何故中絶してしまったんだろう、といまだに悔しくて仕方がありません。
こちらも何とも最低な保育園です。
引いちゃうようなブラック保育園に捕まらないためには・・・
結婚というのは、タイミングが難しいものです。
しかしだからといって結婚式を挙げることを諦めるのはもったいないです。
一生に一度しかないメモリアルですから、自分にも、参列者にも無理のない方法を考えて是非素敵な結婚式を挙げてください。
ちなみに、職場に結婚の報告をするタイミングについてはこちらの記事で紹介しております。
更に、寿退職は本当にお得なのか?ということについてもこちらの記事でご紹介しております。
是非、あわせてご覧になって、参考にしてみてくださいね。
また、結婚したのはいいけれど、その先を見た時に不安しか残らない。そんな保育園であるなら早めの転職がおすすめです。
でも、保育園の内部事情って外からは分かりにくいですよね。
そんな時は保育業界のプロにお任せしましょう。
あなたの代わりに保育園をリサーチしてくれ、あなたに最適な保育園を探してくれます。
中でも『保育士バンク』は業界最大手で、紹介件数も多いんですよ!
是非、あなたの一生を素敵なものにするために、素晴らしい職場を選んでください。