保育士の資格を取得したら、保育園で働く!
そんな固定観念に縛られていませんか?
保育園での勤務はやりがいも多いですが、負担も多い仕事です。
折角取得した保育士資格を有効活用するためにも、他の仕事の種類は一体何があるのか知ってみませんか?
Contents
- 1 保育士は保育園だけじゃない!
- 2 保育士の主な就職先一覧
- 2.1 保育士の活躍する職場①「保育所」
- 2.2 保育士の活躍する職場②「児童厚生施設」
- 2.3 保育士の活躍する職場③「母子生活支援施設」
- 2.4 保育士の活躍する職場④「乳児院」
- 2.5 保育士の活躍する職場⑤「助産施設」
- 2.6 保育士の活躍する職場⑥「児童養護施設」
- 2.7 保育士の活躍する職場⑦「知的障害児施設」
- 2.8 保育士の活躍する職場⑧「盲ろうあ児施設」
- 2.9 保育士が活躍する職場⑨「肢体不自由児施設」
- 2.10 保育士が活躍する職場⑩「重症心身障害児施設」
- 2.11 保育士が活躍する職場⑪「情緒障害児短期治療施設」
- 2.12 保育士が活躍する職場⑫「児童自立支援施設」
- 2.13 保育士が活躍する職場⑬「児童家庭支援センター」
- 2.14 保育士が活躍する職場⑭「民間企業の託児所」
- 3 仕事内容だけで判断するのは危険です
保育士は保育園だけじゃない!
まず最初にご紹介したいのは、保育士は専門知識をたくさん持っている国家資格だということです。
そのため、保育園に勤務する時だけに役立つ資格ではありません。
少し探せば、保育園以外でも保育士資格を持った人材を探していますし、求人もあります。
もし、保育園での激務についていく自信がない!というのなら、違う施設で違うやりがいを見つけてみるのはいかがでしょうか?
保育士の主な就職先一覧
保育士として勤務することができる就職先は全部で14種類あります。
この中からあなたが一番やりがいを感じられる施設を選べばいいんですよ。
保育士の活躍する職場①「保育所」
代表的な職場ですね。
公立保育園もあれば、私立保育園もあります。
他にも認可保育園や認可外保育園、最近では小規模保育所もありますね。
一番保育士としてメジャーな就職先ですし、人材不足で就職や転職をするにはあまり困らないことでしょう。
しかし、その一方で仕事量が多いのに給料が安いなどの問題を抱えている職場です。
保育士の活躍する職場②「児童厚生施設」
地域には必ずある児童厚生施設です。
いわゆる、「児童館」や「児童遊園」のことです。
児童に安全で快適な遊びの場を提供する場所としていて、必ず保育士さんが複数名勤務しています。
利用するのは地域の児童達であり、年齢層も低いかもしれません。
夏季休業などに当たる「夏休み」になると小学生などの利用も増えます。
その時は、イベントを開催したり、地域参加のクラフト体験を企画したりすることも必要になります。
保育士の活躍する職場③「母子生活支援施設」
あまり聞きなじみのない施設かもしれません。
母子生活支援施設とは、
配偶者のない女子又はこれに準ずる事情にある女子及びその者の監護すべき児童を入所させて、これらの者を保護するとともに、これらの者の自立の促進のためにその生活を支援し、あわせて退所した者について相談その他の援助を行うことを目的とする施設
と児童福祉法に表記されています。
利用するのは18歳までの子どもとお母さんになっていて、生活ができるようになるまで援助する施設なんですね。
最近では多くなった「DV(ドメスティックバイオレンス)」の被害者保護施設としての利用も増えてきています。
保育士の活躍する職場④「乳児院」
こちらも児童福祉法に基づいた施設です。
養育する保護者のいない乳児~就学前までの児童を援助する施設です。
2014年では全国に132の乳児院があり、そこで多数の乳児が利用しています。
仕事内容は泊まり込みのこともあるでしょうし、子どもの援助と言うことで様々なアプローチが必要になります。
入所している子どもたちは「里親制度」によって退所する子どももいれば、そのまま「児童養護施設」に入所する子どもも少なくありません。
保育士の活躍する職場⑤「助産施設」
絶対に入院しなくてはいけないのに、経済的な理由で入院できない妊婦さんに入院してもらい援助する施設です。
もちろん、出産と言う奇跡的な瞬間に立ち会える職場で喜びに溢れる環境でしょう。
また、出産は時間が決まっていませんので、勤務に夜勤があったり、早朝突然呼び出されたり・・・という不測の事態も多いでしょう。
保育士の活躍する職場⑥「児童養護施設」
先ほど紹介した「乳児院」の利用者の年齢が上がった施設になります。
基本的に、小学生~となっており、保護者が何らかの事情で育児できない場合、児童を引き取り援助します。
最近では児童虐待による入所者が増えていますが、その他にも、両親の病気のため利用すると言う子どももいます。
基本的に、生活習慣の援助は必要なく、精神的なアプローチ、社会性を身につけるということが必要です。
施設によっては、住み込みの施設もあり、子どもに十分寄り添うことができます。
保育士の活躍する職場⑦「知的障害児施設」
知的障害のある児童を支援して、自立を促す施設です。
入所施設もあれば、通所施設もあります。
これは知的障害の程度によって利用者が違い、入所施設に重度の児童がいます。
どちらも、将来的に知的障害児が自立できるように援助していく施設で、一緒に買い物に行ったりバスに乗ったりということも教えていくことが仕事内容です。
保育士の活躍する職場⑧「盲ろうあ児施設」
盲児や極度の弱視児を入所させて保護する施設です。
自活支援をしていき、将来的に社会生活が行えるように援助していく施設です。
施設の種類は
- 盲児施設
- ろうあ児施設
- 難聴幼児通園施設
の3つがあります。
保育士が活躍する職場⑨「肢体不自由児施設」
身体的に治療が必要な児童を入所させて、適切な治療を受ける施設です。
上肢・下肢などに障害のある児童を対象にしていて、医師がいて治療を受けます。
保育士資格を持っている人は、この施設を利用する児童の独立自活に必要な知識などを伝えていく役割です。
保育士が活躍する職場⑩「重症心身障害児施設」
重度の知的障害児と肢体不自由が重複する児童を対象とした援助施設です。
保育士が活躍する職場⑪「情緒障害児短期治療施設」
軽度の情緒障害児を対象とした施設です。
入所・通所させ、治療と援助を行う施設です。
施設の形態が短期治療となっているので、通所してくる児童は短期間になっており、いつも同じ児童がいるとは限りません。
主な症状は
- 不登校
- 引きこもり
- 吃音
- 乱暴
などがあり、「児童心理療育施設」と呼ばれることもあります。
保育士が活躍する職場⑫「児童自立支援施設」
児童が不良行為を行ったりする危険性がある場合に、入所させ指導する施設です。
基本的に利用している児童は年齢が大きく、中学生や高校生が多いでしょう。
住み込みタイプの施設が多く、本当の家庭のような形態をとっている施設が多いです。
保育士が活躍する職場⑬「児童家庭支援センター」
地域の児童の育児に関する様々なことに支援していく場所です。
育児相談に乗ったり、子育て支援をしたり・・・と保育士としての経験を十分に生かせる職場です。
保育士が活躍する職場⑭「民間企業の託児所」
最近では、子育て支援の輪が広がって行き、民間企業では託児所を設ける場合が多いのです。
例えば、ショッピングモールでは、託児サービスがある所が多いですよね。
当然、ここでの勤務は子どもたちを預かるのですが、短時間だけ子どもを預かればいいので、保育所のような苦労はありません。
デパートやスポーツジムなどにも併設されていますので保育士資格は本当に役立つ資格ですね。
仕事内容だけで判断するのは危険です
様々な施設で活躍できる保育士ですが、
- 勤務時間が少ない
- お給料がいい
といったことだけでその職場を判断するのは危険です。
それは何故かと言うと、あまりにも条件の良いところでは「社会保険の制度」が不完全であったり、もしかすると施設の規定を守っていない場合もあるからです。
例えば、0歳児を1人で10人見るなんていうことが起こるかもしれません。
たった一つの条件だけを見るのではなく、総合的に判断して良い職場かどうかを見極めましょう。
しかし、こういった見極めって外から見ただけでは分からないものですよね。
転職するにも失敗はしたくない、と感じるものです。
そこで、重要になってくるのは保育士専門の転職サイトではないでしょうか?
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それをクリアすれば、あなたの条件にぴったりの転職先をコンシェルジュさんが持ってきてくれますよ。
上手に活用して、賢く転職してみましょう!